フェアが終わってから。と課題。

全国規模としてはで初のオンライン移住相談会となった「オンライン全国移住フェア」。
ご参加いただいたみなさん、本当にありがとうございました。
素敵な出会いがあったと聞いて嬉しく思っています。

さて、開催から一週間が経過しましたが、今感じていることを少し書いてみます。

テレビでは夜の街に人が戻りつつあると紹介されますが、そのニュースを見て「ここでは住めない」と危機感を増す方もいるようです。
コロナ禍における移住への関心は、東日本大震災後の地方回帰の流れとよく比較されますが、以前と違う点に「テレワーク・リモートワーク」が導入・検討されたことが挙げられます。

潜在的に移住を考えていた方が、テレワークが導入されたことで都市部に縛られる理由がなくなった、地方移住の際の悩みの種になる、仕事を辞めることなく、地方に移住できることがわかり、さらに地方回帰のハードルが下がったのでしょう。当然、今回がきっかけでUIターンを考え出した人もいます。

無駄な通勤時間、無駄な作業、いろんなものが見直されることで、家族との時間、自分の時間が有意義に使えることに気づき、企業もコスト削減や業務の効率化を図る機会になりました。
それだけ、コロナ禍はわたしたちのライフスタイルに影響を及ぼしたのです。
テレワークを推進する企業は今後増えるでしょうから、さらに地方回帰がしやすくなると予想します。

都市部でないと暮らせない方はたくさんいます。おそらく地方でないと暮らせない方のほうが少数派です。
しかし、仕事があって、そこそこの買い物ができるまちがあって、ネット環境が整っていれば、どちらの環境でも暮らせるという方は意外と多いものです。

こうなると、あとは受け皿となる地方がどのような動きをするかですが、残念ながら地方間には大きな差があります。

今回のフェアのアンケートは、参加者さんとは別に出展団体からも回答してもらいましたが、なかには呆れるようなものもありました。

こちらの感覚でいうと、参加自由の無料のカラオケ大会に出場しておいて、エコーがどうとか、会場装飾がどうとか不満ばかりを言ってこられた感じです。
いやいや、歌の練習はしたの?と言いたくなります。

有料で参加された相談者さんに対して、どうすれば良かったのか、ニーズに応えられたのかを振り返ることなく、不満ばかり言っていては移住者さんには来てもらえないでしょう。
移住希望者さんは仕事を辞め、家を引き払って移住されるのですから真剣です。
担当者が親身になって考えてくれているかどうかなんて見透かされます。

こちらは参加者さんのためにどのようなイベントであるべきかは考え続けますし、出展団体のためにプラスになるようなことを考えます。
しかし、こちらのただ一つのお願い、「出展料はいただかない代わりにHP,SNSで告知してください」ということすら守ってもらえない団体には、今後は出展をお断りしようと思います。
積極的に告知をしてくださる団体さんにタダ乗りをさせるわけにはいきません。田舎暮らしにおいて、相互扶助を大切にしたい私の感覚からずれているのでご一緒できません。

ただ、これは自治体が悪いのではなく、担当者の問題ですので、数年後に担当者が変われば、またいろいろ変わります。
(だからこそ、担当が変わらない、自治体以外の団体さんに出展していただく価値があるのです。)

「地方の底上げ」には、たくさんの出展団体さんに共感いただきました。
その方々とどのような形でオモシロイ地方を発信しつづけるか。

基本はシンプル。難しいことはいいから楽しく発信すること。
事務的に発信してはいけないのです。そんなものは一目でわかりますよと。

シンプルだけど難しい。難しいけどシンプル。

いろいろ言ってますが、シンプルに考えて、少しずつ変えてみようと思います。


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いずたに かつとし

いずたに かつとし

2007年、大阪より周防大島町にIターン。2009年、ファイナンシャルプランナーとして起業。2012年より周防大島町定住促進協議会に参画。全国で唯一の「田舎暮らしの家計相談もできる窓口」として移住者目線の提案をしている。 また、総務大臣賞を受賞した地方創生動画「回帰」や、「シマグラシS錠」などのPR企画も手がけている。 2017年より総務省地域力創造アドバイザーとしてセミナー・ワークショップの講師として全国で活躍中。 →「いずたに」で検索
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