事前の情報収集こそ大切

地方で暮らしていると当たり前の日常でも、都会暮らししか知らない人には驚くことや戸惑うことがたくさんあるかもしれませんし、不便に思う場面は当然あります。

今までだったら夜に小腹がすいたら歩いてコンビニに行けたのに、田舎で暮らすと車に乗って出かけないといけないなど(これは買いだめすることを覚えるので大したことではありませんが)。暮らしてみると案外パラダイスではないなと感じることもしばしば。

だから移住前の情報収集が重要なのです。

理想のイメージと現実のギャップを埋める作業、加点・減点を繰り返して及第点に残れば、ようやく移住となります。

当たり前のことと思われるかもしれませんが、相談窓口にいると加点・減点の作業をせずに移住しようとする方とたくさん出会います。

理想のイメージだけで移住をして困るのは、私たちではなくみなさんです。

大半の方は家を引き払い、仕事を辞めて移住します。それに引っ越し費用などがかかります。
よく、ゼロからのスタートと言われますが、実際はマイナスからのスタートです。
移住してから加点・減点の作業をすると、どうしても減点の方が強くなるのは当然です。
理想の最高潮からスタートしていますから減点するしかないのです。
イメージはプラスですが、収入源はゼロ、支出はマイナス。
で、「思っていたのと違う!」「このまちの人は私のことを理解してくれない!」「不便すぎる!」
などとブログやSNSで拡散。。
人の心理として、自分のしたことに対価を求めたくなるので、収入ゼロ・引っ越し代金を払ってきた「私」にいろいろ優しくないと思うと減点評価が強くなり、少々のことでは加点しません。最後は田舎に対して「こんなところ、住むところじゃない!」など捨て台詞を残して都会に帰る。
でも、移住前に加点・減点の作業をしていれば、もし及第点にならなかった場合「私には合わない」、「今は時期が早い」など踏みとどまることができ、仕事も家もそのままですから今までの生活を続けることができます。

今は各市町村に移住相談窓口が設けられていますので、担当者さんから直接お話を聞くことができますし、オンライン相談サービスでまちや空き家物件を見せてもらえることもあります。

都会の暮らしに疑問を感じると、田舎の暮らしがよく映るのはわかります。
私も田舎はいいところだと思っています。
ですが、「都会が悪いから田舎はいいところ」という思い込み・偏った目線ではなく、しっかりと情報収集と比較をしたうえで判断するようにしてください。

〇聞くこと
・就職情報や起業について
・住まい(空き家バンク、公営住宅、民間不動産)
・学校(小・中・高校の数、単式or複式学級などの規模)、保育園など子育て環境
・病院、スーパーやコンビニ、銀行、交通機関
・地域コミュニティ、先輩移住者情報   など

他にも聞くことはあります。相談される前にまとめておくといいですね。

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いずたに かつとし

2007年、大阪より周防大島町にIターン。2009年、ファイナンシャルプランナーとして起業。2012年より周防大島町定住促進協議会に参画。全国で唯一の「田舎暮らしの家計相談もできる窓口」として移住者目線の提案をしている。 また、総務大臣賞を受賞した地方創生動画「回帰」や、「シマグラシS錠」などのPR企画も手がけている。 2017年より総務省地域力創造アドバイザーとしてセミナー・ワークショップの講師として全国で活躍中。 →「いずたに」で検索

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