移住先でのトラブル

移住をお考えのみなさんに共通の気になることと言えば、住まいと仕事です。
何がなくとも引っ越し先が決まらなければ、移住できませんし、移住した先で収入がなければ困ります。ですので、この二点は必須の情報です。
この二点に子育て環境のこと、起業や就農のことなどがプラスされます。

そして、移住してから地域の方と上手くやっていけるのかも心配になりますね。
実際、インターネットで「移住 失敗例」と検索すると、失敗の原因の大半が地元住民の方とのトラブルだと気づきます。

この手の話って「あー、やっぱり田舎の人って気難しいんだな」と思われがちです。
しかし、田舎ディスり記事を鵜吞みにするのは待ってください。
本当に田舎の人だけが悪いのでしょうか。

当然ですが、どちらか一方だけが悪いとは言えません。
どちらも悪くないケースだってあります。

どちらも悪くないのにトラブルになるってどういうこと?となるかも知れませんが、お互いの理解不足です。
もっと意思疎通・コミュニケーションを図れば問題にならないケースはたくさんあります。
同じ日本とは言え、様々な場面で習慣など違いますので、都会と同様とは言えない場合もあります。海外に行って自分の習慣を押し付けないのと同様、その地域のことを知って、理解することです。
それから基本的なことですが、小学校で学んだ挨拶などを当たり前のようにすることです(都会生まれの方で、当たり前のようにできる方はたくさんいますが、私はできない側でした)。
それから、私のことをわかって欲しいというだけでなく、お互いのことを理解しようと歩みよることです。

また、まち全体はオープンだったとしても、一部の集落は閉鎖的だということもあります。
非常に判断の難しいところです。ネットで検索しただけでは見分けがつきません。
ここで、移住相談窓口が頼りになります。移住者目線で考えれば先輩移住者の情報が非常に頼りになるのですが、こういったケースに関しては、地元の方のほうが詳しいです。

それから、地元の方は移住者に対して、期待すると同時に不安も抱きます。都会から来た人が輝かしい経歴をお持ちだったなら、なおさらです。

小学校に転校生が来た場合、転校生は緊張していても、みんな興味津々で、待っていてもみんな積極的に話しかけてきてくれます。ですが大人になると、 何故か子どもの頃のようにはいきません。
ですから、あなたの方から軽い挨拶ぐらいからはじめてください。

極端な例えですが、地元の方との会話の中で「東京では、こういう場合は○○だよ。やっぱり田舎って遅れてるよね」みたいな言い方をされたら誰だって気分は良くないでしょう(今時、こんな上から目線の人はいないでしょうが)。
田舎で何かをはじめる移住者は、都会にあって田舎にないものを持ち込みます。
ここでゴタゴタにならないのは、伝え方や姿勢です。
例えば何か事業を興して成功して、まちが潤ったとき「オレスゲー」とひけらかさないことです。
大なり小なり地域の方に応援してもらったなら「いえいえ、みなさんのおかげです」と言えるほうがいいです。
夢が叶い実現することは嬉しいことですが、同じくらい地域の方に喜んでもらえたら嬉しいものです。

都会だって田舎だっていろんな人がいます。理解を示してくれる方もいれば、気難しい人や偏屈な人も当たり前のようにいます。
「田舎はやっぱり~」と決めつける前に、いろんな視点から見てください。
そして何よりも移住前にできる限り足を運んで情報収集をしてください。

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いずたに かつとし

2007年、大阪より周防大島町にIターン。2009年、ファイナンシャルプランナーとして起業。2012年より周防大島町定住促進協議会に参画。全国で唯一の「田舎暮らしの家計相談もできる窓口」として移住者目線の提案をしている。 また、総務大臣賞を受賞した地方創生動画「回帰」や、「シマグラシS錠」などのPR企画も手がけている。 2017年より総務省地域力創造アドバイザーとしてセミナー・ワークショップの講師として全国で活躍中。 →「いずたに」で検索

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